終末期の利用者さんが、ふと職員にこぼしたひと言。
その言葉を聞いて、じっとしていられませんでした。数時間後には、須磨の海へ――🌊✨
波の音、潮の香り、広がる青い景色。心地よい風を感じながら、「やっぱり海はいいなぁ」と微笑むその姿に、私たちも胸が熱くなりました。
最期の時間をどう過ごすか。
「いのちを大事に考えるケア」とは、その人が大切にしてきた価値観や、生きてきた証に寄り添うこと。
それは、たとえ旅立った後も、人の心の中で生き続けるものだと私たちは信じています。
「管も一切なく、こんなふうに穏やかに最期を迎えられるんですね。」
そばで見守っていた娘さんが、そっとそう私に言葉をこぼしました。
そろそろ、大好きなご主人さんと会えたかな?